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四獣画像鏡 後漢後期
Bronze Image Mirror with Four Sacred Beasts , Late Han Dynasty
中国 後漢時代に作られた博物館級の大型画像鏡です。
貴重な銅と鋳造技術を惜しみなく投入できた時代の『貴族や権力者』のための逸品と云えます。
中央の紐を囲む四方に配された霊獣の背には全てに羽の生えた仙人が跨っており(仙人騎獣) 、
画像鏡特有の豊かな肉付きを持った立体彫りで ダイナミックに描かれています。
さらに外区を仔細に観ると太陽の象徴「八咫烏」、王者の徳と繁栄を告げる「九尾狐」、夫婦の和合のシンボルである「比目魚」が認められます。
これらは西王母の聖域を描いたもので、権力・長寿・子孫繁栄といった願いが込められているのでしょう。
◆コンディションについて
本品は21,7cm という特大型の青銅鏡という性質上、割れの修復が施されています。
漢代の大型鏡は極めて脆いため(特に紐周りは薄い)、2000年近くの土圧に耐えて完全な形で出土することは極めて稀であり、重要文化財クラスの出土品でも修復を伴うものが大半です。
本作の修復は 当時の緻密な文様の繋がりを極めて美しく保っており、美しい緑青と相まって その風格・重厚感は格別です。
◆旧 村上開明堂コレクション
本品は、日本の鏡・バックミラー製造のトップ「株式会社 村上開明堂」の先代社長・村上英二氏が一生を捧げて構築した 中国古鏡コレクション《村上コレクション》の旧蔵品です。
・古鏡コレクション「開明堂英華」 村上英二 1994年発行 所載品 N0.45
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